プロジェクトの目的とシステムの目的の違い

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本記事では、システム開発プロジェクトにおける、プロジェクトの目的とシステムの目的の違いについて書きます。

システム開発プロジェクトを立ち上げるときに、ほぼすべてのプロジェクトで目的を考え、定義されていることと思います。

しかし、定義された目的がプロジェクトの目的なのかシステムの目的なのか、曖昧、もしくは区別されずに決められていることがあります。

 

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何が違うのか?

 

プロジェクトの目的は、なぜそのプロジェクトを立ち上げたか?の問いに対する回答です。

一方で、システムの目的は、なぜそのシステムが必要なのか?の問いに対する回答です。

この2つの目的が一致する場合もあれば、まったく異なる場合もあります。

必ず異なるわけではありません。

それぞれを詳しくみていきましょう。

 

プロジェクトの目的とは?

 

プロジェクトの目的とは、なぜプロジェクトを立ち上げたのか、です。

動機が非常に重要です。

なんの理由もなく、予算をつぎこんでシステムを作ることはありません。

プロジェクトを立ち上げる動機の例として、下記のようなものが挙げられます。

 

  1.  中長期計画を達成したい (社外システム)
  2.  新しい収益の軸をつくりたい (社外システム)
  3.  プロジェクトを通じて開発者のスキルを向上させたい(内外両方あり)
  4.  基幹業務の標準モデルを作りたい(社内システム)
  5.  お客さんに依頼された

 

などなど、動機には様々なものあります。

社外の顧客向けシステムであれば収益を狙った目的が書かれ、社内のユーザー向けシステムであれば社員の価値を向上させる内容が明記されることが多いです。

上記を個社それぞれの言葉で明文化したものが、プロジェクトの目的にあたります。

 

システムの目的とは?

 

一方で、システムの目的は、なぜそのシステムが必要なのか?の回答です。

収益をあげるためのシステムであれば、収益の対価としてのユーザーの価値が入ります。

たとえば、つぎのような目的があります。

 

  1.  顧客の顧客管理業務を効率化させるため(社外システム)
  2.  顧客のコールセンター業務を自動化させるため(社外システム)
  3.  社内の生産管理業務をシステムで一元管理するため(社内システム)
  4.  経理の請求業務を効率化するため(社内システム)

 

システムの目的には、対象ユーザーの課題解決が明文化されます。

そのシステムが存在することで、誰のどのような課題が解決されるのか。

それがシステムの目的になります。

 

プロジェクトの目的とシステムの目的の違い

 

プロジェクトの目的とシステムの目的は、異なるケースと同一のケースがあります。

異なるケースの例をあげてみます。

 

プロジェクトの目的は中長期計画売上達成のためであり、システムの目的は顧客のコールセンター自動化のためである

 

同一になるケースもあります。

 

プロジェクトの目的およびシステムの目的は、経理の請求業務を効率化させることである

 

プロジェクトごとにきっかけや狙いどころは様々ですが、プロジェクトの目的およびシステムの目的の違いを理解したうえで、プロジェクトを立ち上げることが大切です。

 

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