日記

目的を自己実現(内面)から他者実現(外面)に向けてみる

以前の記事で、核(コア)を持つことについて書きました。

リスクを取って将来のための投資をし、コアをつくって将来のリターンを得る。将来のリターンとは金銭的なものや社会的なつながり、そして人的なスキルアップがあります。これらは自己実現としてのリターン。

自己実現としてのリターンは重要です。ですがその自己実現の先に目的があるのではないでしょうか。

それが自己実現の先の他者実現。すなわち社会にある課題を解決することを通じて自己実現を達成することになります。

なぜそう思うのか。過去の自分のキャリア選択を思い出しつつ書いてみたいと思います。

エンジニアからコンサルタントに転職したときのこと。コンサルタントになる目的は、より創造的な仕事をしたい(頭を使いたい)でした。いまの考えに照らし合わせてみれば、この目的は自己実現。

なぜ創造的な仕事をするのか、どのような社会課題を解決するのかまでは思考が及んでいません。

すべてが悪いわけではありません。自己実現の目的ではりましたが、目的を明確にして転職したおかげで、スキルアップと経験値アップという相応のリターンが得られました。

では、自己実現を繰り返していくことで、最終的にどうありたいのだろうか。

さらに、自己実現を目的とすると、達成した(と感じる)ときに仕事自体に飽きてしまうのかもしれません。自己実現を繰り返した先に何があるのだろうかと行き詰まってしまいます。

ここでレンガ積みの話を思い出します。※レンガ積みの原典は怪しく参考程度までにどうぞ。

  • ただレンガを積んでいる人
  • 生活費を稼ぐためにレンガを積んでいる人
  • 世に役立つ建造物を製作するためにレンガを積んでいる人

目的はないよりもあったほうが絶対に良い。

生活費を稼ぐことは内面的な目的。内面の目的を持つことは悪いことではありません。

もう一歩踏み込み、社会のためにレンガを積むという、外面に目的を向けることができそうです。

外面とはすなわち社会。自分を含む社会における課題、問題を解決すること

課題や問題の大きさではなく、内面から外面へ意識を向ける。すなわち利己から利他。

生涯を通じて、事業を通じて社会の何を解決したいのか。

自分のコアというエンジンによって生涯を通じて成し遂げたいことは、自分を含む社会全体における課題を解決し、ありたいと思える社会を描くことかもしれません。

コアをつくる目的は、内面ではなく外面に向けたいと思えました。

自己実現ではなく他者実現を目的に。