プロジェクト運営に活用できるツール、backlogとRedmineについて紹介します。
backlog
ヌーラボが提供するプロジェクト管理のクラウドサービス
わかりやすいUIで、システム部門だけではなく業務部門でも使いやすいのが特徴
スケジュール管理としてのガントチャート、タスクや課題を管理できる課題管理、そしてファイル管理などの機能を有します
スケジュール管理
ガントチャート機能を有します
課題として登録したチケットの作業開始日と作業終了日をもとに横向きバーに描きます
色使い含めて非常にみやすいです
チケットはすべて課題から登録するので、課題の種別を「タスク」に設定したものを全体の工程管理とするのが良さそう
表示可能な範囲は、表示開始日を起点に1ヶ月から6ヶ月まで。1年超のプロジェクトも多いため、個人的には12ヶ月表示ができるとありがたいですね
ガントチャート画面上で、課題の担当者、作業開始日そして作業終了日を編集可能
また、ガントチャートをExcelに出力できます
タスク・課題管理
課題管理機能を有します
課題の種別は広く、タスク、ToDo、解決すべき課題などプロジェクトに合わせてカスタマイズ可能
課題の一覧画面では、課題番号、課題タイトル、担当者、状態などが、わかりやすいUIで表示されます
課題に担当者をアサインした際には、担当者宛に通知が送信。また、担当者を変更した際も同様
課題の状態は標準で4つ(「未対応」→「処理中」→「処理済み」→「完了」)用意され、追加などのカスタマイズが可能
課題チケットにコメント、添付ファイルを登録可能
作業の進捗や、別の担当者への質問など経緯を入力しておくと良さそう。チャットツールでは分散してしまいやすい情報を課題単位に集約できるため、コメントを活用したいですね
課題にマイルストーンを設定可能
マイルストーン単位で課題を抽出できるのをはじめ、ガントチャートのグルーピングやプロジェクト進捗率を集計
アジャイルであればイテレーション単位でマイルストーンを設定し、ウォーターフォールであれば工程単位でマイルストーンを設定することが可能です
その他
WiKi機能を有します
Wikiタイトルに/(スラッシュ)を入れることでフォルダ管理が可能。リッチテキストエディタが用意され、誰でも簡単に編集できます
また、ファイル管理機能もあります
Redmine
GNU General Public License v2に則ったオープンソースのプロジェクト管理ツール
Redmine.orgのダウンロードページからソースコードをダウンロードし、自社環境にセットアップできます。もしくはクラウドサービスが提供されており、有償で利用することも可能です。
スケジュール管理
ガントチャート機能を有します
Redmineの基本機能であるチケットに、開始日と終了日、そして進捗率を登録することでガントチャートが描画されます
標準でカレンダー機能
チケットをカレンダー表示。
会議体の月間スケジュールを俯瞰的にみたいときは重宝します。
タスク・課題管理
課題管理機能を有します。
Redmineの基本機能であるチケットに、課題やタスク、バグなどを登録
上記はチケットの一覧画面。チケットには親子関係をもたせられます。
また、チケットのサマリー画面も提供され、チケット種別ごとの完了、未完了件数などの集計値が確認可能。集計値をドリルダウンし、未完了チケットへ移動することも可能。短時間でプロジェクトの概況を把握する際に有益な画面です。
その他
工数管理。チケット単位で予定時間と実績時間を入力することで、工数計画と進捗を把握することが可能。
文書機能。議事録などを、文書の説明を添えて管理できます。
そのほか、ファイル管理やWikiなども実装。