エンジニアの学び方と学べること

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これからエンジニアを目指して研鑽しようとしている方に向けて。

エンジニアとしてスキルアップするための手段としてインプット(学習)は欠かせません。

エンジニアの学習においては、大量の技術情報を、個人の学びの目的に合わせて効果的にインプットしていくことが大切です。

本記事では、エンジニアの学び方(投資)と学べること(効果)について整理しました。

 

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エンジニアの学び方

 

エンジニアのメジャーな学び方として、3つをあげます。

  1. ネット検索で学ぶ
  2. 書籍・MOOC講座で学ぶ
  3. 教育機関で学ぶ

それぞれの学び方の特徴をおさえて、最後に学び方と学べることの関係を図にしました。

 

ネット検索で学ぶ

 

はじめに、Googleなどの検索エンジンを使って学ぶ方法です。もっとも早く学べることが回答される一方で、え、どれ?ってなるのが特徴です。

具体的な例でみてみましょう。たとえば、下記のようなときに検索エンジンを使います。

 

例1「centosのジョブスケジューリングはcronを使うのか。なら、設定はどうやるんだろう?」→「centos7 cron 設定」

例2「スマホの生体認証はFIDO2という規格があるのか。どういう仕組なんだろう?」→ 「FIDO2 とは」

例3「あれ、wordpressで画像をアップするとエラーがでたぞ。このエラーをどう解決できるんだろう?」→「wordpress アップロードサイズ エラー」

 

例1の「centos7 cron 設定」でGoogleを検索すると、下記コンテンツがファーストビューに表示されます。

centos cron 設定

 

個人のかたが発信したとみられる記事が並びます。タイトルを一見すると類似コンテンツが並んでいるように見えますが、実際中身をみてみるとかなり差があることが分かります。

  1. crontab -eで設定する方法
  2. /var/cron.d/を利用する方法
  3. CentOS6で使える設定方法(検索キーワードはCentOS7だったが)
  4. cronie-noanacronのインストールとcronie-anacronのアンインストール方法

記事ごとに微妙に異なる方法や説明が記載されています。このときに、え、どれ?ってなります。CentOS6の設定は外れるとしても、1.と2.は迷います。記事によっては、1.を非推奨、2.を推奨と書かれているものもあり、まずは2から試してみる、といった流れになるでしょう。

ネット検索の学び方の特徴として、ピンポイントで回答を得ることができる一方で、読み手自身が内容を吟味、選定する必要があります。試しに設定して失敗したときに環境が汚れて後悔することも多々。

 

書籍・MOOC講座で学ぶ

 

つぎは、書籍もしくはMOOC講座で学習する方法です。MOOC講座は特定の講座ひとつを受講することを想定しています。MOOC講座ひとつ学べることは書籍に近いものがあると考え、ひとつにまとめています。

下記の記事で書いたように、書籍は特定の領域を学びたいときに使えるインプット手段です。

要求定義・要件定義を学べる本の一覧まとめ
要求定義および要件定義を学べる書籍を一覧化しました。 要求と要件、使い分けに意味があるのですか? そうですね。誰の目線か、で変わります。 要求...

 

Google検索のように瞬時に回答にたどり着けませんが、特定の領域について体系的に学ぶことができます。回答にたどりつくまでの時間は、一冊の技術本もしくはudemyのようなMOOC講座ひとつで1日から1週間くらい。インプットの時間はそれなりに必要になります。

 

教育機関で学ぶ

 

さいごに教育機関で学ぶ方法です。専門学校や大学、大学院などで、コンピュータ・サイエンスをはじめ情報技術を体系立てて学びます。

なお、オンラインや通信教育の教育機関はこちらに含め、MOOCの単科講座とは分けています。

例えば、ジョージア工科大学はオンラインでコンピュータ・サイエンス修士のプログラムを、udacityというプラットフォームを通じて提供しています。

Learn Computer Science from Georgia Tech

オンラインでコンピュータサイエンス修士号 - ジョージア工科大学編 -
日本で仕事をしながらオンラインでコンピュータサイエンスの修士号を取得できる、ジョージア工科大学大学院について紹介します。 なお、学費等の計算には為替レイトとして、1ドル=110円を使いました。 公式サイト ...

 

教育機関における学びに必要な期間、すなわち卒業までに必要な期間は2年から3年程度と、ネット検索や書籍よりも長い期間が必要になります。すべてを学びきるには、強い意志と資金、時間管理が求められます。

一方で学べることは多岐にわたります。コンピュータ・サイエンスという、ハードウェア原理からプログラミング、人工知能、ロボティクスなど幅広い情報技術を体系立てて体得可能です。

何よりも代えがたいのは「体系」です。ネット検索や書籍では、個人で体系を学ぶことが難しく、次に何を学ぶかの選択が個人に委ねられてしまいます。

教育機関では、教授間で体系が十分に練られ、エンジニアとしての基礎体力と応用力を身につけらるのに必要な要素を面で学べるのが特徴です。

 

では、最後にまとめとして、これら3つの学び方と学べることを図にしてみます。

 

エンジニアの学び方と学べることの関係

 

3つの学び方と、学べることとしての”得られる技術情報”の関係を下図のようにまとめました。

 

情報の広がりと学び方の関係図

 

縦軸に情報の深さを、横軸に情報の鮮度を設定しました。

情報の深さは、概要(俯瞰的)な情報から、深い(ピンポイント)までで分類。

情報の鮮度は、歴史・伝統の情報から、最新情報までで分類しました。

 

ネット検索はピンポイントで学びたい(知りたい)最新情報にジャンプしてアクセスできる一方、俯瞰的に学ぶために上図の情報ドットを渡り歩くのに難しさがあります。ネットサーフィンしても時間の浪費だったということも多々あります。

つぎに、書籍(MOOC講座含む)は、概要から比較的深めかつ新しい情報にアクセスできます。ネット検索ほど最新ではありませんが、得られる情報のカバー領域は広がります。特定領域であれば体系的な情報を得られます。一方で、本によっては1冊の本を読み上げるのに数日を要し、時間への投資が必要、かつより領域を広げようとしたときに、次にどの書籍を読むべきかの判断が個人でしづらいことがあります。

さいごに、教育機関は概要からやや深めまで。かつ、技術の成り立ちからやや新しめの情報までアクセスできます。カバー領域は最大で、技術者としての素養を身につけられます。今後エンジニアとしていろいろな案件をこなすときに、基礎体力が仕上がっていると個々の技術習得がとても早くなりますし、対応できるようになります。フルスタックエンジニアもしくはそれ以上に広い、企画から計画、要求定義、開発、テストまで全部できるようになりたいならば、まずは教育機関でじっくり学んでキャリアをスタートさせるのが良いです。

 

参考図書

 

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

 

CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド

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