売り物と仕事のとり方によるフリーランスの分類

雑感
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2018年、フリーランスの人数は副業・兼業を含むと1,000万人を超え、日本国内労働人口の16%あまり(※1)と言われています。さらに、副業解禁の流れも後押しして、フリーランスの人数は今後も増えていくことが予想されます。

そこで本記事では、フリーランス熱の高まるなか、フリーランスの働き方の選択肢を、

  • 何を売るか? → 売り物(製品もしくはサービス)
  • どうやって仕事を取るか? → 仕事のとり方(ホワイトブランドもしくはセルフブランド)

について分類し、それぞれの特徴を考察しました。

今後フリーランスになる方に向けて、もしくは現在フリーランスの方が働き方を見直すきっかけとして、読んで頂けたらと思います。

※1 厚生労働省「フリーランス白書2018」

 

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売り物と仕事のとり方によるフリーランスの分類

 

売り物と仕事のとり方でフリーランスを分類した表をご覧ください。

 

 

表の見方について解説します。

 

仕事のとり方

 

どのように仕事を受注するか、その方法に関する分類です。ホワイトラベルとセルフブランドの二種類があります。

 

ホワイトラベル

フリーランス自身で最終顧客と直接の営業をせず、一次受注先(取引先)が受注した案件の紹介を受け、取引先と準委任契約もしくは請負契約で契約し、仕事を獲得する。フリーランス自身のブランドは無く、あたかも取引先の従業員であるかのように働くこともあるため、ホワイトラベル(ブランドなし)と呼ぶ。最終顧客から見ると、フリーランスであることがわからないケースもある。

 

セルフブランド

フリーランス自身で最終顧客と直接の営業をし、最終顧客と準委任契約もしくは請負契約で契約し、仕事を獲得する。フリーランス自身のブランドで契約をするため、最終顧客にフリーランスであることは明らかに認知される。

 

売り物

 

フリーランスとして何を売るか、売り物の分類です。サービスと製品の二つがあります。

 

サービス

コンサルタントやエンジニアなど、フリーランスの専門性を活かして案件に参画し、稼働時間に見合った対価を報酬としてもらう売り方。

 

製品

オンラインもしくはリアルな商店を開き、卸売り販売もしくは、製品の製造から販売までをおこない、製品の販売対価を受け取る売り方。

 

 

では、個別のタイプをみてみましょう。

 

① 紹介受けに特化した報酬型フリーランス

 

売り物はサービス×仕事のとり方はホワイトラベル。

お付き合いの深い取引先1社もしくは複数社から仕事の紹介を受け、サービス提供時間の対価を報酬で受け取るタイプのフリーランス。比較的1件あたりの稼働時間の多い、コンサルティングやエンジニアに多い働き方。

 

メリット

  • お付き合いの深い取引先とのみ取引をすることで、お互いに仕事の仕方がわかっているため仕事がしやすい
  • 案件の獲得は基本的に取引先がおこなうため、営業活動に割く時間が少なくてすむ
  • 営業に使う時間を、自己研鑽として専門性を高めることに使える

 

デメリット

  • 案件の獲得が待ちの姿勢になりがちで、稼働時間が少ないときの打ち手に欠ける
  • 取引先の事業環境の変化などで仕事が獲得できなくなった際に、新たなパートナーを探すまで報酬が下がる
  • 営業力が身につかず、将来事業化する際に営業活動で困ることある

 

② 自分で営業する報酬型フリーランス

 

売り物はサービス×仕事のとり方はセルフブランド。

パートナー企業を介さず、最終顧客と直接契約をし、サービス提供時間の対価を報酬で受け取るタイプのフリーランス。フリーランス自身の強みや実績をオンラインメディアなどで継続的に公表し、信頼評価を勝ち取ることが重要となる。

 

メリット

  • 最終顧客との直接契約のため、中間マージンが発生せず報酬の単価を高められる
  • 案件獲得を自分でコントロールできるため、稼働が少ない時期でも積極的に活動できる
  • パートナー企業の事業環境に影響を受けない
  • 営業力が身につく

 

デメリット

  • オンライン上もしくはオフライン上で確固たる信頼がなければ成立しない
  • 営業活動に時間をとられ、自己の専門性を高めるための時間が減る
  • 営業活動の確度に報酬が大きく左右され、報酬の上下変動が激しい

 

③ 自分で営業する物販型フリーランス

 

売り物は製品×仕事のとり方はセルフブランド。

卸売り(仕入れたものを販売)もしくは自分で作った製品を販売するフリーランス。販売チャネルとしてオンライン店舗もしくはリアル店舗を持ち、商品のプロモーションから発送、アフターサービスまでを手掛ける。

 

メリット

  • 製品の取扱量や販路を増やすことで事業を大きくしやすい。なお、サービスの場合は自分の稼働時間に上限があるため拡張は頭打ち
  • オンライン販売の場合は拠点の地域性を選ばない。なお、サービスの場合は都市圏に案件が偏在する傾向

 

デメリット

  • 発送やアフターサービスなどオペレーションが発生する
  • 在庫をもつ場合は在庫リスクと保管コストが発生する

 

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